「大学って英語でなんて言う?」と聞かれたら、何と答えますか?
おそらく「University(ユニバーシティ)」、もしくは「College(カレッジ)」と答える人が大半でしょう。
ぶっちゃけ、「どっちも同じ大学を指す言葉」でしょ……?と思っているあなた。実はこれ、英語圏の間でも大混乱が起きるほどの、深くて不条理な『言葉のすれ違い』が潜んでいるんです。
Redditの人気スレッド「ELI5(5歳児にもわかるように教えて)」で、この素朴で奥深い疑問が大盛り上がりを見せていました。今回は、私たちの脳内を整理し、明日誰かに喋りたくなる知的アハ体験をお届けします!
アメリカの「ガバガバ定義」vs イギリスの「厳格ルール」
まず結論から言うと、この問題がこんなにもややこしいのは、アメリカとイギリス(およびその他の英語圏)で言葉の使い方が180度違うからです。
1. アメリカ:すべての道は「カレッジ」に通ず(でも実はサイズが違う)
アメリカでは、大学に通うことをすべて一括りで「going to college」と言います。どれだけ巨大な一流総合大学であっても、日常会話では「カレッジ」と呼ぶのがデフォ。
ただし、制度的な違いはあります。
・College(カレッジ): 主に4年制の学部教育(学士号)にフォーカスした、比較的コンパクトな単科大学。
・University(ユニバーシティ): 学部だけでなく、大学院(修士・博士課程)や高度な研究機関、ビジネススクールなどを傘下に持つ、超巨大な「総合大学」。
つまり、アメリカにおいては「大きくて大学院があるのがユニバーシティ」「こぢんまりして学部メインなのがカレッジ」というサイズ感の違いなのです。
2. イギリス・英語圏:そもそもレベルが違う!
一方で、イギリスやカナダ、オーストラリアなどでは、この2つはシステム的・レベル的に完全に別物として区別されています。
・University(ユニバーシティ): 学位(学士・修士・博士)を授与する、本物の「大学」。
・College(カレッジ): 高校を卒業した後の、日本の専門学校や職業訓練校(FE: Further Education)に近いポジション。または、大学受験に向けた予備校レベル…のような機関を指すことも。
そのため、イギリス人がアメリカ人から「カレッジに通ってるんだ」と聞くと、「え? 専門学校の生徒?」「まだ本格的な大学に進学してないの?」と勘違いされるという、とんでもないすれ違いゲームが発生してしまいます。
海外Redditユーザーのリアルな嘆きとこだわり
この『言葉の壁』によるカオスっぷりについて、海外のテックオタクや知恵袋系ユーザーたちはどんな反応を示しているのでしょうか? リアルな叫びを見てみましょう。
TechGeek_US (アメリカ・カリフォルニア州)
「アメリカじゃ『University of California』に通いながら、他人に聞かれたら『カレッジに通ってるんだ』って言うのが普通なんだよね。これ、海外のやつらにとってはめちゃくちゃ奇妙に聞こえるらしい。自分でもなんで両方使ってるのか説明できないよ(笑)」
【ルスラボ的ツッコミ】
これぞアメリカン・ルーズ! 「UCバークレー(超名門総合大学:University)」に通っているエリート学生が、サラッと「I’m in college」と答える。知的な響きのギャップ萌えを狙っているのか、単に長い単語を喋るのが面倒なだけなのか……。でも、このガバガバな使い使い分けこそが、私たちの脳を一番混乱させている張本人なんです!
BritTea_Splitter (ロンドン在住の紅茶溺愛派)
「アメリカ人が『カレッジで勉強してる』って言うとき、いつも心の中で『え、16歳なのにそんなに賢いのか?』ってハラハラしちゃう。イギリスでカレッジ(College)って言ったら、本物の大学に入る前の、高校の延長線上にある専門学校みたいなところを指すからね。本物の大学は『University』だけ。言葉をちゃんと整理してくれ!」
【ルスラボ的分析】
イギリス勢、相変わらず言葉の定義に厳しいです。お国柄が出ていて最高ですね。そう、イギリスや多くのヨーロッパ圏では、大学(University)とカレッジ(College)は明確に別物。カレッジは、大学受験のための準備校や、職業訓練を行うための場所というイメージ。だから、アメリカ人がドヤ顔で「カレッジなんだ」と言うと、イギリス人から見れば「あ、まだ大学準備中なんだね、がんばって!」と、謎の『教育格差のすれ違い』が発生してしまう。なんという不条理!
Oxbridge_Phantom (ケンブリッジ卒のオタク)
「さらにややこしいのがオックスフォードやケンブリッジだ。ここは『ケンブリッジ大学(University)』の中に、トリニティ・カレッジとかキングス・カレッジとか個別の『カレッジ(College)』が何十個もある。このコリージエイト・システム(カレッジ制)こそが本来の歴史的な関係性なんだ。つまり、カレッジが集まってユニバーシティを構成しているんだよ」
【ルスラボ的深掘り】
ハリー・ポッターの世界でおなじみの『組み分け帽子』や『寄宿舎』、アレを思い出してください! あれこそが歴史的な「カレッジ」の原点です。
もともとイギリスの超名門大学は、自立した小さな「学習&共同生活コミュニティ(カレッジ)」がいくつも合体して、一つの巨大な「検定・学位授与機関(ユニバーシティ)」を形成したという歴史があります。つまり、カレッジというミクロな世界が集まって、ユニバーシティというマクロな宇宙ができている。このオタク的な歴史背景を知るだけで、脳内アハ体験が止まりません!
まとめ:明日使えるスマートな雑学
要するに、こういうことです。
・アメリカ: カレッジもユニバーシティも基本は同じ「大学」(厳密には大学院があるかないかの規模の違いだけ)。
・イギリス: ユニバーシティが「学士以上の学位を出す大学」、カレッジは「高校と大学の間の専門学校・予備校」(あるいはオックスブリッジのような大学内部の生活共同体)。
もしあなたが英語圏の人間とディスカッションする機会があれば、「どこの出身か」を意識して使い分けると、無駄なすれ違いを防げるはずですよ!
次はあなたの頭の中にあるどんな「当たり前」をハックしましょうか? それではまた次回のルスラボでお会いしましょう!


コメント